2つ目の基調講演は、株式会社イー・ウーマン代表取締役社長の佐々木かをり氏が登壇。女性起業家としての体験、そして1000人が毎年参加する「国際女性ビジネス会議」をプロデュースしてきた体験などとともに、ダイバーシティの本質を語ります。
32年前に通訳・翻訳会社のユニカルインターナショナルを起業。銀行で資金調達を拒否されるなど当時の女性起業家を取り巻く日本の状況に疑問を感じ、ニュース番組のレポーターをはじめていた佐々木氏はアメリカを取材。さまざまな女性団体が「2000年には中小企業の半分以上が女性経営者になっている」などのデータを出したことで、変化が起こりはじめていた現場を目にします。
「日本の状況を打破するためには、データとネットワーク、それからビジネス言語、つまり男性が受け入れやすい言葉で語らなければならないと知ったわけです」